2012年3月6日火曜日

未来の発明は順調か?その6.1+

その6で3Dミクのデモを見ていただいているので、この記事は補遺にあたるのですが、船井さんが見つけてこられたiPad3のデモの完成度がすごいのでご紹介。というのは冗談でこの映像を作成したのはサンフランシスコのAsuma Sutudio。こんなんだったらええなぁ、という妄想の産物なんですが考証がしっかりしていることは請け合いますよ。



ここでデモされている複数のiPadをマルチディスプレイとして連携させる技術は、おそらく協調分散(日本にも研究者いますよ)を利用していると想定されているはずで、この延長線上に私が大好きな自律協調分散とかの世界が広がっています。

次にミクの例でおなじみの3Dディスプレイを利用したゲームのシーンがありますね。こちらはvison2019でも様々なところで利用されています。私のお気に入りは教科書で使われているシーンです。



これ、すごく普通に使っているところが好きです。普通に使ってる、といえば、2007年発表のiPhoneなどですでにおなじみのマルチタッチがありますが、iPhone以前は商用製品では使われていなかった技術なんですよね。いまやマルチタッチが無いタッチインターフェースなんて想像もつきませんが....。

3D技術もマルチタッチのように普通に使われる日常の一部になっていくんでしょうね。

ちなみにマルチタッチが始めて発表されたのは2006年のTED(今年は東京でも開催ですね、楽しみ)でJeff Hanという人が独自に開発したものでした。これを見て極秘でiPhone開発していたApple社は大変あわてたそうです。(このあたりの経緯、以前まとめたんですが紛失してしまって...。すいません)





2011年6月に2007年にAppleが出願したマルチタッチ特許が認められたとの報道があったとき、2006年に公知となっている技術でなぜ成立するんだろうと疑問に思ったものです。(あとで調べなおしときます)

ともあれ、日本でも公開されたMicrosoftのSurface2等々、ビジネスモデルまで変容させるようなインタラクションを実現する技術がどんどん出てきていますから、新しいサービスを考えるのが楽しくてしょうがないです。




そうそう、最後になってしまいましたが、どうも本物らしいiPad3のケースの映像(リーク)はこちらです。実物発表されたら比較してみたいですね。Asuma Studioのデモを見て額縁無くなるんだぁ、と期待していたので少々がっかりしてます。




2012/3/8追記。Appleは結局新製品に3とかHDとか付けずに単にNew iPadとして発表しましたね。発表された実物は上記リーク映像と同一のようです。Asuma Studioが思い描いた未来は今しばらくお預けのようですがその日は一段と近づいていますね。(リーク映像と実物のケース比較上のリンクからApple公式サイトの映像を見たほうがわかりやすいです)下の映像は米国で公開されているCMです。






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